Q:
合掌の意味を教えて下さい。
回答者:ミスタ
更新日:2001/4/17
一心にお祈りする時、誰でも思わず胸の前に手を合わせ仏神にお祈りします。その動作は誰に教わったものでなく、自然に心がそのような形になって表現されたのでしょう。合掌は、インドでは今でも挨拶として使われていますが、この合掌の形式がインドに生まれ、中国や日本の宗教的礼法となりました。しかし合掌はなにも仏教だけではなく、神道でもキリスト教でも使います。神道では柏手(かしわで−拍手とも書く)を打ち、キリスト教では十字をきります。ただ頭を下げ礼拝することに比べると、はるかに精神が統一しやすいことは体験的にお分かりでしょう。長い歴史の間に、人間は経験的に祈る心を形に表す最もふさわしい形式を合掌として表現したに違いありません。
仏教の正しい合掌は、両手の指と手の平をすき間なくぴったり合わせ、中に空洞ができないようにします。インドでは右手を神聖な手、左手を不浄な手として使い分けています。仏教では右手を仏さま、左手を自分とし、この二つがぴったり重ねられることで、仏と自分が合体し、祈る心すなわち仏になる心としています。この様な合掌法が最も一般的なものとして使われています。